病原体

日本で最も感染者数の多い性感染症のクラミジアは、細菌が原因で発症する病気です。クラミジアに感染した場合は、人体内に寄生した細菌の増殖を抑えるための治療薬(抗菌薬)を服用すれば治療をすることができます。クラミジア菌に有効な抗菌薬にはいくつかの種類があり、患者の体質や病気の症状によって選択されます。

クラミジアに有効な治療薬(抗生物質)は大きく分けて3種類がありますが、これらの薬は病原菌の増殖を抑えるメカニズムの点で違いがあります。一般的にクラミジアの治療に使用される抗生物質は、マクロライド系・テトラサイクリン系・ニューキノロン系抗生物質の3つです。マクロライド系とテトラサイクリン系抗生物質は、病原菌の細胞内のリボソームの働きを止める作用を持ちます。リボソームは細胞がタンパク質を合成するための器官で、この器官の働きが止まると細胞の体が作れなくなるので細胞分裂(増殖)ができなくなります。ニューキノロン系抗生物質は病原菌が細胞分裂をする際にDNAの複製を作る働きを阻止する作用を持ち、遺伝子を作れなくすることで増殖を抑えます。

これらの抗生物質の中で、比較的副作用が弱くて性器クラミジアの治療効果が高いのはマクロライド系抗生物質のアジスロマイシンです。アジスロマイシン錠(ジスロマック)は性器クラミジア感染症の第一選択薬で、病院や診療所で多く処方されています。ただしジスロマックで治療に失敗したり、病原菌が喉(のど)の粘膜に感染している場合は、他の抗生物質が使用されます。

テトラサイクリン系抗生物質のミノサイクリン錠(ミノマイシン)は、ジスロマックが発売される以前はよく用いられてきた薬です。ジスロマックを服用しても体内の病原菌を死滅させることができなかった場合や咽頭クラミジアの患者に対して、ミノマイシンが処方される場合があります。ミノサイクリンは副作用が強いので、今は他の抗菌薬で治療に失敗した時に使用されることが多いです。

ニューキノロン系抗生物質のレボフロキサシン(クラビット錠)も、クラミジアに有効な治療薬のひとつです。クラビット錠はジスロマックで治療に失敗した場合や、病原菌が喉の粘膜に感染した際などに処方されることがあります。クラミジアに有効な治療薬はいくつかの種類がありますが、服用方法・抗菌作用のメカニズム・副作用の点で違いがあります。現在は、副作用が少なくて病原菌に対する抗菌効果の強いマクロライド系抗生物質のアジスロマイシン錠が多く用いられています。

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